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執筆者の写真ダンモOB会事務局

NY在住の星野正治さん (1969鑑) より

ジャズ愛好の皆さんへ 間欠泉の如く、永らくジャズのご案内をしておりませんでしたが、久しぶりにご案内を致します。 先日ニューヨーク市のラジオWNYC-FM (寄付で運営) を聞いていたら、何とりー・モーガン (Lee Morgan) のドキュメント映画が上映されることになり、その映画の監督、評論家、それからベースのラリー・リドレー (Larry Ridley) とポール・ウェスト (Paul West) の思い出話がありました。 以下のWNYCのサイトに入ればストリーミングで番組を聞くことが出来ます。
http://www.wnyc.org/story/life-trumpet-player-lee-morgan←ここをクリックすれば聞ける筈 The Leonard Lopate Show Recalling The Life Of Trumpeter Lee Morgan Director Kasper Collin joins us to discuss his new documentary, “I Called Him Morgan.” It looks at the life and death of jazz trumpet player Lee Morgan. Mar 24, 2017 Director Kasper Collin joins us to discuss his new documentary, “I Called Him Morgan.” It looks at the life and death of jazz trumpet player Lee Morgan. Collin will be joined by bassists Larry Ridley and Paul West. The documentary recounts Morgan’s career playing with jazz legends like Dizzy Gillespie, Art Blakey and John Coltrane. Morgan’s career was cut short when he was shot dead by his common-law wife in 1972 during a New York City performance. "I Called Him Morgan" opens March 24 at the Film Society of Lincoln Center, and March 31 at the Metrograph Theater. Director Kasper Collin, jazz historian Gary Giddins, and musicians Larry Ridley and Paul West will appear for a Q & A on March 24 after the 6 p.m. show at the Film Society of Lincoln Center. Director Kasper Collin will also appear at the Film Society of Lincoln Center on March 25 for a Q & A after the 6 p.m. show.
当方は昨日4/2 (日曜) にマンハッタンへ行く用事があったので、ついでに映画を見てきました。上記の紹介にあるように、映画はスラッグズ (Slugs) のお店で1972年2月の大雪の日にリーを射殺してしまった内縁の奥さんヘレン・モーガン (Helen Morgan) からのテープ録音回顧談を中心とし、主に仲間のミュージシャンとヘレンの息子さんからの追想談を交え、何故彼女が射殺するまでに至ったのか――というまあ暗い話ではあります。 脈絡ないですが以下は当方の感想などです。 映画の題名にある「I Called Him Morgan」ですが、これはヘレンの回想の中にある言葉で、彼女がリーと親しくなった時に「リーという名前は良くないから、あんたのことをモーガンと呼ぶ」と云ったことに由来します。一時期麻薬でホームレスになっていたリーを更生させ、音楽に復帰させたのは姉さん女房であり、音楽マネージャーでもあった彼女の功績であったことが分かります。 てっきり当時新人として登場した黒人フルートのボビー・ハンフリー (Bobbi Humphrey) とリーが浮気したのが原因だったと思っていたのですが、浮気していたのはNJ州に住んでいた別の若い黒人女性でした。 当方は退屈せず見ました。200人くらい収容の劇場でしたが、2/3くらい入っていて思った以上に観客が居たのに驚きでした。だけど若い人は少なく、自分を含めた年配者が中心。リー本人の喋っているインタビューも若干入りますが、本人の人となりに今ひとつ攻めきれていないのが残念でした。 勿論、レコード (Search for New Landなど) がバックに流れると共に、過去のビデオも写りますが、演奏が1曲まるまる見れるのはありません。アート・ブレーキー・クインテットの一員として来日した折りのTBSの録画ビデオ1、同じくヨーロッパでの演奏の録画ビデオ2、ビデオの断片が写ってました。 まだ見たことのなかった珍しいビデオの断片では、アメリカでのTV放送のSteve Allen Showにブレーキー・クインテットの一員として出演したもの、それからカラーでニューヨークのジャズ団体ジャズモービル (Jazz Mobile) での複数の若手トランペッターをリーが指導するシーンがありました。 ニューヨーク・タイムズに英語の紹介記事がありましたので、以下参考までに貼付けを致します。日本でその内このビデオも公開されると思いますが、取り急ぎお知らせまで。尚、当方からのご案内が迷惑な場合は、その旨をお伝え頂ければ直ぐにメールリストから外します。それから、ラジオでビル・エバンス (Bill Evans) についてのドキュメンタリーも発表されたとの由ですので、これも内容が分かったらお知らせしたいと思ってます。 星野正治 拝
  1. ^ こちらはテナーがウェイン・ショーター (Wayne Shorter) で、曲は「Dat Dere」

  2. ^ こちらはテナーがベニー・ゴルソン (Benny Golson)

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